ただのワガママ?沢尻エリカの『別に』発言の真相は?
沢尻エリカさんといえば、ドラマ『1リットルの涙』や映画『パッチギ』で脚光を浴び、歌手としても映画の役名であるKaoru Amane名義での『タイヨウのうた』なども有名な女優さんです。
デビュー時は初々しい感じの少女のような役が多かったのですが、年齢を重ねた25歳くらいからは芯の強いキャリアウーマンといった役柄のドラマ『ファーストクラス』やそのセクシーシーンが話題を集めた映画『ヘルタースケルター』などにも主演し、その演技の幅を広げています。
とはいえ、彼女を語る上であまりにも有名で外すことができないのが『別に』事件です。
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これは2007年映画『クローズドノート』の試写会挨拶において終始不機嫌な表情で司会のアナウンサーから撮影時の裏話などの質問を振られた際にぶっきらぼうに『別に』と答えた事件です。
この時の彼女へのバッシングは凄まじく、『別に』はちょっとした流行語にもなりましたね。
彼女はこの後しばらく表舞台に出てこなくなりました。
どんな理由があれ、映画や出演者の挨拶を楽しみに来たお客さんに対してちょっとありえない態度で、彼女が批判されてしまうのはある程度無理もない話ではあるのですが、ここでは彼女がああいう態度に出てしまった理由について調べてみました。
『別に』の理由。衣装がエリカ様のお気に召さなかった?説
沢尻エリカさんには専属のスタイリストとヘアメークさんが付いています。
当時もおそらくそうでした。
仕事の前に彼らに当日のスタイルを注文しておいた。。。にもかかわらず、当日用意されたのは自分の希望とは全く異なる金髪カツラとワイルドな感じのワンピースだった。
それにブチ切れた沢尻さんは本番の試写会挨拶でも機嫌を治すことができず、あの事件を起こしてしまった。。。というものです。
確かに当日の彼女の衣装は、試写会というシチュエーションや彼女の役柄を考えてもちょっと合わないと思います。
彼女の態度は非難されても仕方ありませんが、もし本当に事前に依頼してあったとするなら、ちょっと同情の余地があるかもしれません。
でも、仮にも女優のスタイリストがそんな基本的なミスをするでしょうか?
ちょっと邪推を働かせると、彼女は別の意志で潰されたのでは?と考えてしまうのは考えすぎでしょうか?
『別に』の理由。エリカ様はお疲れだった?説
事件のだいぶ後に彼女自身がテレビで語っていますが、この『クローズドノート』の2007年あたりは、彼女は非常に多忙でした。
この前の年の2006年には映画だけで5本(うち主演が4本)という多忙ぶりでした。
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そして2005年の『1リットルの涙』の影響からか、与えられる役は全て純情な少女という感じの似たような役柄ばかり。
彼女はこの時の自分を『もう(精神的に)いっぱい、いっぱいで、「私はこう」みたいな決められた価値観で生きてきて。』と語っています。
『エリカ様』という愛称(本人は嫌がっているようですが)が示すように、本来の彼女とは異なる人物を違う作品で何度も演じるというのは、一般人には想像もつかないようなストレスになるのかもしれません。
端から見たら仕事があるだけありがたいだろと思うかもしれませんが、女優として、ある一定のイメージがついてしまうことは、必ずしもいいこととは言えません。
また、この事件の後、しばらくの沈黙の後に彼女が演じる役は上記の『ファーストクラス』や『ヘルタースケルター』などの多彩な役柄を演じるようになっており、長い目で見れば彼女の”分岐点”として『別に』事件は良かったのかもしれません。
まとめ
沢尻エリカさんの『別に』事件は2007年です。
当時まだ22歳でした。
法律的には大人だったかもしれませんが、世間の22歳はまだ社会に出ていない人も多く、ましてや女優としていつもニコニコ振舞うというのは、若い女性には難しかったかもしれません。
もちろんプロですから何を言ってもいいわけにしかなりませんが、その後3年近く表舞台に出てこなくなった彼女は一回り大きくなり、上記のようにより多彩な役柄をこなせる女優になっています。
今後も沢尻エリカさんから目が離せません。
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